こんにちは、暇すけです。
教育者として、子供の教育についての知識があります。僕にはまだ子供がいません。
だから、親としての視点ではまだ子供を見ることができていません。
しかし、だからこそ、教育のプロとしての視点から、子供の教育についてまっすぐ考えることができます。
子育てに正解はありませんが、一つの考え方として参考にしてもらえればと思っています。
子育てには、断じて行ってはいけない行為、しっかり行ってあげる必要がある行為があります。
みなさんはしっかり把握できていますか?知らず知らずのうちに、行ってはいけない行為を行っていませんか?
年代により注意すべきポイントは変わってきますが、今回は全世代に共通する事項について触れていきます。
子供に大切な「自尊感情」
自尊感情とは、自分は尊い人間だと自分でわかっている気持ちのことです。自分に自信がある感情と言い換えてもいいでしょう。
悪さをする子供の心理は、2種類に分類されます。
・自分が一人な気がして、注目されたくて悪さをする
・今の自分が嫌で、逃げたくて、悪さをする
どちらも、自尊感情が高ければ防げるのです。
また、自尊感情が高い子どもは、自ら自主的に学んでいきます。
自分に自信があるから、進んで勉強するのです。勉強しない子供は、「どうせできない」と思ってしません。
子供に自尊感情があれば、自分からすくすくと良い方向へ育っていきます。
だから、子育て、子供の教育には、自尊感情の育成が必須なのです。
行ってはいけない行為
怒る
叱るのは良いでしょう。しかし、怒るのはダメです。
怒るというのは、単に感情をあらわにしているだけです。叱るというのは、子供に注意を促しています。
冷静さを失っていれば怒っている、失っていなければ叱っていると判断しても良いのではないでしょうか。恐怖で押さえつけようという指導も単に怒っているだけです。
子供を怒鳴っている人がいますが、それは怒っています。というか、怒鳴るという行為は、言語道断です。
怒鳴られて自尊感情が高まると思いますか?怒って子供を恐怖で委縮させても、子供はその恐怖がなくなったら、またやります。親にバレないところでやります。
怒るというのは、子供の自信をなくさせるだけでなく、同じことを繰り返させる可能性のある、決して行ってはいけない行為です。
子供と話す時間を作らない
子供がまだ小さいときには特に気を付けてほしいのですが、子供とはしっかり目を目をみて話してあげてください。
子供と向き合って話をすることで、「あなたを一人の人として認めている」ということが伝わるのです。それが、自尊感情の育成に繋がります。
親が適当に自分をあしらっているようでは、自分は認められていないという気持ちになりますよね。
気を付けてほしいことが、しっかりと対等に接してあげるのです。
子供だからと下に見る行為は子供の自尊感情を傷つける、最低の行為です。
やり方も教えず、やれと言う
「挨拶しなさい!」と、自分でお手本も見せずにやれと言っている人はいませんか?
子供は素直です。やりなさいと言われたら、します。
でも、やり方がわからなければできないのです。だから、子供にやりなさいと言うときは、
しっかり自分でお手本を見せてあげないといけません。
親が挨拶していないのに、挨拶できる子供になりますか?
親が勉強している姿も見たことないのに、子供が勉強しますか?
「子供の仕事は勉強、大人は違う」
とか、そんなこと子供はわかりません。
勉強しろというなら、家族で勉強する時間を作るなど、自分で子供に見せてください。
やり方がわからないのに、やれと言われて、できずに怒られる。
自尊感情が育まれるわけありませんよね。
行ってあげてほしい行為
事前に注意をしておく
怒るなと言われても、怒らなければならない場面もある
という人もいるでしょう。わからんでもありません。叱るなら良いです。
でも、そもそも子供がその行いをする前に、あらかじめ注意をしてあげていれば怒る必要はなかった可能性はないですか?
「友達はたたいたらダメだからね。」
「人と初めて話すときは、敬語で話すものなんだよ。年上には敬語を使うものなんだよ」
とか。
大人は常識でも、子供は知りません。教えてあげていなくて、事が起こってから、怒ったり叱ったりしているようではまだまだ半人前です。
もちろん予想外の出来事もあるでしょう。そのときはしっかり叱ってください。
しかし、そのうちのほとんどは、予想できたはずのことではないですか?
予想ができたことなのに、事が起きてしまった、それはあなたの責任です。
もちろん叱ってあげなければいけませんが、そのような事態は一つでも減らしてあげるべきです。
良いことをしたら褒める
こんな言葉を知っていますか?
「増やしたい行動は褒める、減らしたい行動は無視する」
褒めるという行為は、子供の自尊感情を育てる、素晴らしい行為です。
子供が良い行いをした際には、是非褒めてあげてください。
その行いが習慣化します。
初めて良い挨拶ができた際には
「大きな声で元気な挨拶ができたね」
テストで良い点を取ってきた際には
「すごい!がんばった成果!」など。
毎回毎回同じことで褒め続ける必要はありませんが、子供の様子を見て、増やしてほしい行動や行いについてはどんどん褒めてあげましょう。
子供というのは、親にかまってほしい生き物です。
褒めるということも、怒ると言うことも、子供からしたらかまってもらっています。
だから、かまってもらいたいという理由で、悪さをする子供もいるのです。
さほど周囲に影響のない悪さなら、無視するということも一つの手でしょう。
自分でやってみせる
勉強させたいなら、子供の前で自分が勉強している姿を見せ続けてください。
挨拶をさせたいなら、自分が元気に挨拶をしている姿を見せてあげてください。
子供は親のマネをします。
大人がやり方を見せていないのに、子供はできません。
むしろ、自分がしないのに、やれというほど理不尽なことはありません。
「子供は親の背を見て育つ」
と言いますよね。
子供にしてほしいことは自分もする、してほしくないことは自分もしない。
当然ですが、できていますか?
まとめ
自尊感情を育てて上げることが大事!
ということになります。
子供に自信をつけさせてあげれば、自分から行動できる子供になります。
わざわざ怒られることをする必要もなくなります。
初めての子育て、子供の教育というのは誰もが未知数です。手探りで、うまくできるというのは難しいでしょう。
しかし、ある程度教育の基本形を知っていれば、少しでも子供にとって良い接し方ができるのではないでしょうか。
今回上げた行為については、どの年代に対しても共通していることです。
少しでも参考になれば嬉しく思います。
ありがとうございました!
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