暇すけは漆黒企業で奮闘中

雑記ブログなので、何から何まで記事にします。基本雑学ですが、英語関係、筋トレ関係が多くなるかもしれません。

教師を辞めたいあなたへ。実際に辞めたからわかる教師のメリットとデメリット

私は6年間、高校教師をしていました。
やめた理由は、もっと色々な世界を見たいと思ったからです。自分でも、教師は向いていたと思いますし、帰国したらもう一度教師をしても良いとも思っています。
辞めたい理由は人それぞれだと思いますが、教師のメリット、そしてデメリットを、実体験から紹介します。

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教師のメリット

若い世代と関わることができる

教師ほど、若い世代と関わることができる職業はないでしょう。これは教師から離れて初めて実感したことですが、子供や生徒と関わるということは、思っている以上にエネルギーをもらっています。若い世代の流行りなどを共有することができることは、自分の体にも若さをもたらしてくれていると実感しました。

また、若い世代の発想力や考え方には、関心させられる場面が多く、その考えをいつも聞くことができることは、自分の頭を若く保ってくれる一つの要素のようにも感じました。
教師には若く見える方が多くないですか?子供や生徒と毎日触れ合えるということは、予想以上に自分の体にとっても良いことだったのだと実感しました。

自分の得意分野を十分に生かせる

中学教師、高校教師であれば、自分の専門分野を教えていますよね。自分の仕事で、自分の得意な教科を直に生かせる仕事はそう多くはありません。
一般企業に入ると、営業だったりマネジメントだったり、自分に本当に向いているのかもわからないポジションにつき、一から学び直さなければならない場面も多々あります。

それと比べると、もちろん授業の方法や学級経営については学ばなければなりませんが、メインとなる授業で自分の得意な教科を教えることができるというのは、大きなメリットです。

精神的に楽

これは企業や職種にもよると思いますが、まず目先に数字という達成目標がありません。これは、大きなメリットです。生徒対応等で精神的に辛いこともあると思いますが、会社の売り上げに直結する、数字という目標に追われることのなかった日々は、本当に精神的に楽だったと、今実感しています。

もちろん、生徒の成長に直接関わる教師にかかる責任はかなりのものですが、自分の教育が正しかったかわかるのは、何年か先です。また、責任転嫁も簡単です。それに比べて、ノルマのある一般企業では、すべてが自分の責任、また、一か月や半年で結果が出て、褒められ責められるので、精神的なプレッシャーは教師のほうが精神的には楽だと今は思っています。

やりがいがある

人を育てるという仕事は、やはりやりがいがあります。もし今、あなたが教師を辞めたいと思っていたとしても、何人かは印象に残る生徒、頼ってくれた生徒がいるのではないですか?普通、他人の精神面での支柱になれるという経験は、人生でそう多くはないのではないでしょうか。教師をしていればそのような経験を多く持つことができ、また、その生徒の中には、あなたのことが頭に残り続けるでしょう。それが教師のやりがいであり、一般企業では経験することができません。

生徒は3年で入れ替わる

中学校と高校は、3年で生徒は入れ替わります。小学校の教師も、大抵は2年ほどで担当学年を代わるのではないでしょうか。そのため、生徒との人間関係は3年ごとにリセットされます。教師も学校の移動があり、教師の人間関係もある程度の年数でリセットされます。これは一般企業にはないメリットです。一から、やり直すチャンスが多くあるのです。一般企業では、一度人間関係がこじれても、リセットする機会はそうそうありません。

余談 暇すけは教師に戻るの?

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僕はずっとフィリピンにいるつもりはありません。いつかは帰国するつもりです。
そのときに、私は教師に戻るのでしょうか。

答えはまだ、わかりません。一般企業の良さも味わいました。教師の良さも知っています。しかし、どちらも悪い点も知っています。人生は一度しかありません。どちらかを選択する必要があります。ゆっくり考え、選択をするつもりです。

ちなみに、教師を辞めて海外に来たことに関しては、まったく後悔はありません。
ずっと教師をしていたのでは、知らないことが多すぎました。勇気を出して教師を辞めて、よかったです。

教師のデメリット

常に重大な責任が課せられている

メリットに、精神的に楽だと書きましたが、実際に教師にかかる責任は計り知れません。教師は常に学び続けなければなりません。常に生徒の動向に目を配らなければなりません。どの生徒と会話をするときも、細心の注意を払わなければなりません。
教師としての勉強ができている教師は、上記のことが自然とできます。だから、精神的に一般企業より楽だと述べました。

教師として学ばず、だらだらと過ごしている方がいれば、もしかしたらいつか重大な責任を負うこともあるかもしれません。昨今、たまに目にするいじめや学級崩壊のニュースは、教師の怠惰に一因があることに間違いありません。
教師は、人の命を扱う、責任重大な仕事です。

がんばっても給与は伸びない

力のある教師と、全然自分で勉強せず、だらだら過ごしている教師の給料は、同じです。そのため、やる気を削がれるという気持ちがよくわかります。その点一般企業では、自分のがんばりが直接給与に反映されることもあり、その点ではやりがいを感じやすいでしょう。教師のがんばりは、お金ではなく、信頼という形で返ってくるのです。

教師として勉強していなければ、単純に辛い

教師は経験が大事だという人もいますが、違います。教師にはスキルが大切です。そのスキルを身に着けるためにも、日々勉強しなければなりません。
若いうちは、若さでなんとかなります。しかし、年を取ったのに勉強をしておらずスキルのない教師は、悲惨です。生徒に信頼されず、なめられ、問題が多発し、保護者からもクレームの嵐。

こうなるともう教師はまったく楽しくないでしょう。教師を辞めたい人の大半は現在このような状況なのではないでしょうか。自分の責任ですが、こうなった場合に教師をやめたい気持ちはよくわかります。

土日がない。サービス残業

中学、高校の教師には部活があるので土日はないでしょう。好きな人は良いですが、もちろん土日は休みたいのが普通です。また、部活でどれだけ遅くまで残っても、残業手当は出ません。働き方改革と言って教師の仕事量を減らすような話も出てきていますが、まだまだ先になるのではないでしょうか。根本的に、部活を外部委託するくらい思い切らないと、無理でしょう。

世間を知る機会がない

多くの教師は、小学生、中学生、高校生、大学生、そして教師、という道を歩んできているのではないでしょうか。
おわかりの通り、学校しか知らないのです。教師は世間知らず、と言われるのも納得です。
実際、私が教師を一旦辞めると決意した理由はこれでした。一般企業をまったく知らない自分が、キャリア教育をしていても良いのだろうかと、思ったからです。一般企業に入ると、その他の一般企業の方との付き合いもあるでしょう。しかし教師は違います。付き合いはほぼ教師です。
保護者とのコミュニケーションはありますが、企業対企業という立場ではなく、教師と保護者という立場です。教師が世間知らずと言われることについて、否定はできないと思っています。

最後に

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教師を辞めたからと言って、楽をできるとは思わないでください。というか、僕としては、教師は比較的楽な仕事の部類です。(今が漆黒企業なことは秘密)
当然ですが、仕事はなんでも大変です。今教師を辞めたいあなた。理由はわかりませんが、99%自分の責任でしょう。
仕事を変えても、同じことを繰り返していては、また、次の仕事も嫌になります。
教師から逃げたい!そのような気持ちで辞めたいと思っている方は、辞めないほうが良いかもしれません。

しかし、教師(仕事)を辞めることが悪だと言っているわけではありません。
逃げることが悪だと言っているわけではありません。どうしても辞めたいなら、辞めたほうが良いです。人生は一度きりなので。嫌な仕事をだらだら長く続けるほど、無駄なことはありません。辞めるなら、早いほうが良いです。

しかし、それなりの覚悟を持って辞めてくださいということです。単に逃げようと気持ちでは、同じことを繰り返すからです。
1からやり直すつもりで、教師を辞めるのであれば、まったく問題はありません。

コメントをくれれば相談ならなんでも乗りますよー

 

ありがとうございました!

 

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